雇用主指名ビザとは

雇用主指名ビザとは、オーストラリアの雇用主が、オーストラリアでは採用できない特殊な技能を持った労働者を、海外から雇用するために発給されるビザのことをいう。

オーストラリアには、雇用主指名制度(ENS:Employer Nomination Scheme)があり、雇用主がスポンサー(本人とその家族の生活を保障する)となり、労働者に特殊な技能があると認められれば、雇用主指名ビザが発給される。雇用主指名ビザの発給の条件は、45歳未満で、学位や資格などを保有していて、同じ職種で6年以上の経験があること。スポンサー企業の経営能力も審査の対象になる。内容によって何種類かの分類(サブクラス)があり、最も一般的なサブクラス121は、オーストラリア国外で申請するもので、ビザが発行される時、申請人はオーストラリア国外にいることが必要だ。ITのエンジニアなどが、この制度が利用するケースが多いようだ。